病名 | 慢性腎不全 |
年齢 | 57歳(請求時) |
性別 | 男性 |
原因 | 慢性腎炎によるもの |
障害の状態 | むくみ、食欲低下、吐き気、倦怠感 週に2~3回の人工透析 |
申請結果 | 申請した月から障害年金受給(2級認定) |
会社勤めをしていたFさんですが、日常的に「めまい・肩こり・むくみ・頭痛・倦怠感」を感じていたそうです。
仕事が多忙であったことから「過労かな?」と感じ、休日は出来るだけ自宅でゆっくり過ごしようにしていたとのことでした。
朝、出かける際に「靴がきつくて、履きづらい」ということに気づき始めました。
また、帰宅時は足がパンパンで靴が脱ぎ辛く、脚の浮腫みがひどかったそうです。
このような症状がしばらく続いたため、家族の勧めもあって『念のため』と思い、近所の病院を受診。
検査の結果、慢性腎炎であることが判明。そこまでの自覚症状が無かったため、Fさんは大変驚いたそうです。
以後、投薬などの治療を開始し通院を継続しました。また家族の協力を得て食生活にも注意するようになりました。
しかし、除々に腎機能が低下していき、Fさんが55歳のときに『腎不全の状態である』と医師に言われました。
その頃には、強い倦怠感や疲れやすさ・頻尿・常時の喉の渇き等、はっきりとした自覚症状が現れていたとのこと。
医師からは「近く人工透析のため入院を」と告げられ、手術可能な病院へ転院のための紹介状が出されました。
Fさんは、会社と休職について相談、約2ヶ月後には透析準備のため入院し、シャント手術を受けました。
退院後は、元いた病院へと戻り、現在は仕事を続けながら、週2~3回のペースで人工透析を行っています。
もともと病院より「術後に障害年金の申請が可能」と聞いていたため、日中「透析」と「仕事」で動けないことから依頼したいとお電話を頂戴しました。
申請では、自覚症状が出始めた時期などの詳細な内容を申し立てる必要があるため、しっかりヒアリングを実施。
現在の状態・症状を把握するため、専用のアンケート用紙を用いて聞き取りを行いました。
結果、これまでの経過や現在の状態を適切に申し立てることができ、無事に「2級」に認定。診断書の完成も、先生が慣れていたこともあり、すぐに仕上がり、約1ヶ月でのスピード申請となりました。
■「申請結果」と「見解」
人工透析の等級は、原則『2級』と定められています。(※)症状によってはさらに上位等級の可能性もあり。
Fさんの術後の経過は良好で、無事に復職も果たしていたこともあり『2級』と認定されました。
またFさんは、異常を感じて最初に病院を訪れた際、「厚生年金」に加入中。初診日に厚生年金に加入していると『2級以上に該当』で配偶者・子の加算が付きます。
お子さんはすでに成人していたため、加算の対象とはなりませんでしたが、奥様分の加算がつきます。透析のため休んでしまう期間の経済的不安もなく、安心して治療を行えているとのことです。
■悩んだらぜひ相談を
人工透析は「原則2級」とされており、これまで一定期間、保険料を納付していれば、障害年金を受給できる可能性が高いです。
また「一部未納」の期間があっても、要件をクリアできる可能性もありますので、お悩みの方はぜひ一度、ご相談ください。
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