はじめに
大動脈疾患の認定基準は、3級しかありません。 他の部位や症状があるときは、他の認定基準も合わせて確認しましょう。
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大動脈疾患に含まれる病気
大動脈疾患に挙げられる代表的な病気として、「大動脈瘤・大動脈解離」があります。また、大動脈疾患を引き起こしやすい先天性の病気としてマルファン症候群があります。その他、大動脈狭窄・閉塞など。 |
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大動脈疾患に関するリンク
- 恩賜財団済生会|大動脈疾患(だいどうみゃくしっかん)
- NPO法人日本マルファン協会
- NPO法人日本マルファン協会|マルファンとはどんな病気?<詳細版>
- 大阪医科大学 外科学講座胸部 外科学教室|大動脈疾患
ステントグラフトも認定対象
大動脈解離・大動脈瘤になった場合、治療法として「人工血管に置き換える手術」や「ステントグラフト内挿術」などが行われることがあります。
【!】障害年金の認定基準には、等級に当てはまる要件として「人工血管を~」と記されていますか、もちろんこれにはステントグラフトも含まれます。
手術後は、生活面に気を遣う場面が増えるものの、安定した状態が続く方もおり、一見して何の支障も無いように見えます。
ですが、表に見えないところでの苦労は当然あり、少しでも今後の安定につながるよう、ステントグラフトを含む人工血管に置き換える手術行われた方には、積極的に障害年金制度を知っていただき活用して頂ければと思います。
大動脈疾患の認定基準は3級のみ
通常、障害年金の等級は、1級~3級までがあります。それぞれ「3級→2級→1級」の順番に症状が重くなっていきます。 (!)しかし大動脈疾患の認定基準は特殊で、「3級のみ」しかありません。 |
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障害年金受給のための要件(認定基準)
先にも述べたとおり、大動脈疾患の認定基準は3級のみです。
後遺症や合併症があるときは、他の基準も見るようにしましょう!
また3級には注意すべきポイントがあります。
当てはまっているか確認するときは、必ず「注意するポイント」を合わせてご覧くださいね。
あなたはどちらのパターン?
また、大動脈疾患の基準は「2つ」あるため、わかりやすいように「Aパターン」・「Bパターン」に分けてご紹介します。
Aパターン
Q.「Stanford分類とは?」
Stanford(スタンフォード)分類 | |
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A型: | 上行大動脈に解離があるもの |
B型: | 上行大動脈まで解離が及んでいない、下行大動脈のみに解離があるもの |
【参考リンク】:国立循環器病研究センター|大動脈解離とは
Bパターン
Q.「胸」腹部の大動脈瘤はどうなるの?
Q.「難治性」の高血圧とは?
①塩分制限などの生活習慣の修正を行った
「拡張期血圧が 90mmHg 以上」であること。
難治性高血圧とは、①~③を全てを満たした状態 | |
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① | 塩分制限などの生活習慣の修正を行っている |
② | 適量の「3薬以上の降圧薬」を「継続的投与」している |
③ | 上記を行ってもなお、収縮期血圧が 140 mmHg 以上」又は「拡張期血圧が 90mmHg 以上」である |
Q.障害年金で対象となる「大動脈瘤」とは?
大動脈疾患の認定要領には、「大動脈瘤」について留意事項が定められています。
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大動脈瘤の”原因となるもの病気”は、上記のようにさまざまあります。
ただ「大動脈疾患の基準」で対象となるのは、あくまでも大動脈瘤になったときです。
障害年金申請に関するリンク
【障害年金の基礎に関するリンク】
- わくわく社会保険労務士法人|障害年金とは
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【障害年金のデメリット?に関する不安を解決!】
- わくわく社会保険労務士法人|障害年金のデメリットとってあるの?
不安・疑問があるときは、相談して解決!
以上が『大動脈疾患』の障害認定基準です。
わかりにくい部分もあるため「自分が等級に当てはまるのかわからない…」という方は、ぜひ下記フォームよりご質問ください。
その他、疑問・不安がある方も、一人で悩まずまずは相談してくださいね。