日本では糖尿病とされる人が、どの程度おられるかご存知でしょうか?
糖尿病が強く疑われる人
┗890万人(100人に7人)
糖尿病の可能性を否定できない(予備軍)
┗1,320万人(100人に10人)
つまり、予備軍まで含めると日本人の100人に17人は糖尿病という事になってしまいます。
ただし糖尿病はほとんどの方が初期の段階では痛みなどの自覚症状が無い為、
検査で『血糖値が高く、治療が必要』と診断されても放置する人が多くおられます。
しかし、血糖値をコントロールしないでいると、糖尿病発症後10~15年で
糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症(※)といった三大合併症が出現すると
いわれています。
※糖尿病神経障害とは?
⇒神経に痛みやしびれなどの障害が起こる
※糖尿病網膜症とは?
⇒目の網膜の血管に障害がおこり、最悪の場合は失明に至る
※糖尿病腎症とは?
⇒腎臓に障害がおこり、人工透析が必要となる場合もある
このように見ていくと、初期段階であっても放置せず治療を行う事が重要という事が
わかると思います。
また、障害年金の観点から見ると、治療が不要な段階であったとしても
万が一に備えて、初診の記録は残すようにしておきましょう!
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